自家栽培の肥料選び

土を使った自家栽培では、土に肥料を与えることが不可欠です。ここでは、肥料の種類と特徴について説明します。自分の目的にあった肥料を選びましょう。

有機質肥料

動物のふんや植物、米ぬかなど自然由来の原料を使った肥料のことを有機質肥料と言います。 オーガニック栽培をしたい人はこちらを選びましょう。

腐葉土

広葉樹の落ち葉を発酵させたもので、通気性、保水力に優れています。不完全な発酵なので高い保水力を持っており、乾燥した土を改善する改良材として使うこともできます。植物に栄養をまんべんなく与えてくれる、初心者でも使いやすい肥料です。

堆肥

動物のふんや針葉樹の樹皮や葉を発酵させたものを堆肥と言います。ふんは牛、馬、鶏などの動物のものが使われています。腐葉土と違い、植物に直接栄養を与える働きはありませんが、栽培準備の段階で土に混ぜておくと、微生物が増え、有機物の分解が促進されるため土がフカフカになります。

土がフカフカになると、水や空気が通る隙間ができるので、野菜や植物の根がしっかりと張り、水や栄養分の吸収が良くなります。吸収が良い分、野菜や植物にとっては理想的な土になりますね。

無機質肥料

有機質肥料とは逆に、人工的・科学的に作られた肥料を無機質肥料と言います。植物に合った成分のみを配合しており、効き目が早く効率の良い栽培ができますが、複数の無機質肥料をブレンドしなければならないので、初心者には難しい場合があります。また、オーガニック栽培をしたい人は無機質肥料を選ばないようにしましょう。